ギリギリまで設計変更を検討。
建築を学ばれたご夫婦が出した結論

Owners Voice 35

ウィルローズシリーズにお住まいのHさんご家族のお話

決め手は設計変更ができること

ご夫婦とお2人のお嬢様、4人家族のHさんのご自宅。とっても元気いっぱいのお嬢様たちに迎えられ、まず気がついたのは、子ども部屋にある小窓と、その奥のバルコニーに面した明るく開放的なキッチンでした。
ご夫婦がマンション購入に動き出したのは、コロナが始まった頃。住まわれていた社宅の老朽化に不満も溜まっていたこともあり、ゴールデンウィーク期間にモデルルームを見に行くことにしたそうです。「地元エリアで5〜6件見て回りましたが、なかなか気に入った物件に巡り会えず、ちょっと諦めかけていたんです。最後にウィルローズのモデルルームがオープンすると知って、“一応ひやかしでのぞいてみるか”ぐらいの気持ちで見に行ったんですが……」と奥さまが当時を振り返ります。



モデルルームで夫婦の心をつかんだのは、ウィルローズの間取りと、設計変更ができることでした。
「いわゆる“田の字型プラン”ではなく、キッチンもバルコニー側にあることで、日当たりもいいし、子どもたちの様子もよく見えると思いました。さらに見通しを確保するために、換気扇のところにあった壁もオプションで取り外してもらいました」そうご主人がおっしゃるように、キッチンからリビングにかけては明るく解放感があります。



子ども部屋の壁に窓を作る

二人の娘さん(9歳と5歳)のために作られたお部屋も特徴的です。子ども用の寝室の隣にDENがあり、そこに勉強机やピアノが置かれています。その理由について奥さまは、「寝る部屋と勉強部屋を分けたのは、空間を分けることで子どもたちの生活にメリハリをつけたかったから。食事と勉強スペースも分けた方が、母親の私としても楽ですし」と語ります。



子どもの寝室とDENの間はもともと壁だったのを、行き来ができるように変更されました。さらに、DENの部屋には光が入りやすいよう窓を設けました。これらのオプションによって、お子さんたちは生き生きと部屋の間を動き、またどこにいても様子が分かります。
ご夫婦が気に入ったポイントは廊下の形状にもありました。「一般的なプランでは、玄関からまっすぐ廊下があって奥にリビングが見えるんですが、それは嫌だったんです。ここは珍しくL字に折れてている廊下で、移動することで景色が変化するシークエンスな配置が気に入りました」と奥さま。
玄関から直接リビングは見えず、廊下からお部屋につながる扉もガラスの窓があることで、取材で訪れた私たちも、「どんなお部屋なのかな」と想像するワクワク感がありました。



お2人とも知識があるがゆえの議論も

実は、Hさんご夫婦は、大学院で建築の勉強をされてきた経歴を持っています。「なまじ建築を勉強したので、やりたいことはすごくある。でも、ただやりたいことをやっちゃうと、すごくお金がかかってしまう。その折り合いが難しくて。でも、ウィルローズは間取りが3種類から選べるので、出費を抑えながら理想の間取りに近づけられました」と奥さまは話します。
試行錯誤の結果、当初のアイランドキッチンから、現在のプランへと変更。契約後もギリギリまで細かな仕様変更があったといいます。「図面をスキャンして取り込んで、自分でCADで書き直したりもしました。ここの壁厚は8センチですか、10センチですかというような細かい質問で担当者を困らせていましたね(笑)」(ご主人)
またご夫婦ともに知識があるゆえ、意見の相違もあったそうです。「それはもう学生の時からずっと。最終的には私の意見を通してもらうことが多いですが」と言う奥さまに対し、ご主人は「彼女の感性がいいので、なるべく意見を尊重してその通りにしたいと思っています。僕自身のこだわりも細かいところは採用してもらっています」と笑います。



時に意見が異なっても、基本はお2人の共同作業。キッチンのカウンターは、後から追加で作ったもの。「近くの木工屋さんを探して、素材を選び、図面書いて発注しました」と奥さま。違和感なく馴染んでいるのは、キッチンと同じメーカーの同じ化粧板を使っているから。これが可能なのも、建築の知識があるゆえ。しかし、ここでも夫婦の間で議論はあったとか。
「カウンターの幅を48センチにするか50センチにするかで、かなり議論になりました」と笑いながら話すご主人は身長が高く、カウンターの幅が短いと脚が壁に当たってしまう。最終的には50センチに落ち着いたそうですが、そういった夫婦間のやりとりもまた楽しかったと奥さまは言います。「初めて買う大きな買い物だから失敗もしたくないし、後悔はできるだけしないようにしたいし、でもやってみないとわかんないし。毎日夜まで考えて、図面に色々書いて検討していました。でも本当に楽しい時間でしたね」



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