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マンションの売却価格の調べ方!無料&簡単に相場を知る手順を紹介

マンション売却を検討しているとき、いくらで売れるのか多くの方が気になるはずです。

不動産会社に査定を依頼することで正確に調べることができますが、より気軽に調べたいという方は多いでしょう。

そのため、無料かつ簡単に全国のマンション売却相場を確認する手順と、売り時や適正価格の見極めポイントを具体的にご紹介します。

マンションの売却相場の調べ方

不動産には様々な価格がありますが、中古マンションを売却する際、最も気になるのは売却価格です。

不動産会社に依頼し、査定価格を出してもらってもそれが相場とどのくらい差があるのかわからない方も多いでしょう。

マンションの売却価格の調べ方や、データの見方について解説します。

築年数別の売却相場

首都圏中古マンション・中古戸建住宅 地域別・築年帯別成約状況

首都圏中古マンション・中古戸建住宅 地域別・築年帯別成約状況 【2024年07~09月】

こちらは2024年7月〜9月における東京都の中古マンションの成約状況を築年数別に表にしたものになります。

専有面積によって全体的な売却価格は前後するため、㎡単価で比較するとわかりやすいです。

たとえば、築5年以下のマンションは1㎡あたり171万円であるのに対し、築30年以下のマンションは84万円まで下落しているのがわかります。つまり、築年数によって価格は大きく異なるということです。

エリア別の売却相場

次にエリア別の売却相場について解説します。エリアによっても売却価格は異なります。

売却したいマンションがどのエリアにあり、どの程度の価格になるのか相場を確認していきましょう。

2025年1月 北海道 神奈川 東京 大阪 福岡
成約件数 164 754 1,759 781 249
㎡単価(万円) 30.34 58.90 112.44 54.24 38.05
価格(万円) 2,219 3,881 6,622 3,495 2,598
専有面積(㎡) 73.12 65.88 58.89 64.43 68.30

月例速報Market Watch(全国版)2025年1月度

こちらは2025年1月の成約状況をエリア別に表にしたものです。

㎡単価を見ると、東京と他のエリアでは単価にかなり差があることがわかります。また、時期によって成約状況は変化することがあるため、エリアの価格が時期によってどのように変化しているのかも確認しておきたいポイントです。

月ごとの売却相

成約㎡単価(万円) 2023年 2024年
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
東京都 91.30 95.38 95.31 99.45 100.73 103.13 104.60 105.72
神奈川県 54.43 54.47 56.18 58.04 58.55 59.22 57.39 57.87

エリア別の売却相場で説明した通り、不動産は時期によっても売却価格は異なります。

上の表は東京都と神奈川県の2023年〜2024年の4シーズンごとに成約㎡単価をまとめたものです。東京都はシーズンごとに単価が上昇しています。

神奈川県も季節によって多少の上がり下がりはあるものの、全体的に単価が上がった印象です。

4〜6月は1年を通して価格が上がりやすい時期といわれており、首都圏内にあるほとんどの地域が4〜6月は単価が上がっています。

このようにマンションは売却する時期も考慮する必要があることがわかります。

マンションの売却相場を自分で調べる方法

「レインズ(Reins)」という不動産業者向けのシステムでは、過去の不動産取引情報を確認できます。

しかし、一般人がレインズを閲覧するには不動産会社と媒介契約を結ぶ必要があるため注意が必要です。

ここでは、一般の方が売却相場を調べる際に役立つサイトをご紹介します。各サイトの特徴や機能なども合わせて解説しますので、自分にあったサイトで売却相場を調べてみてください。

レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションでは、直近1年間の成約データを閲覧できます。マンション名や詳細な住所は記載されていませんが、おおまかな相場を知るには便利なサイトです。

レインズマーケットインフォメーションで得られる情報は以下のとおりです。

  • 成約時期
  • 最寄り駅、駅からの距離
  • 築年数
  • 土地、建物の大きさ、専有面積
  • 間取り
  • 成約価格

レインズのサイトにアクセスすると、都道府県別に成約データが検索できます。

参考:不動産取引情報提供サイト(マンション・戸建住宅の売買価格・相場・取引事例の情報公開サイト)

不動産情報ライブラリ

不動産情報ライブラリは、不動産の取引価格や都市計画情報、周辺施設情報などの情報を閲覧できる国土交通省のWebサイトです。

「不動産価格の情報をご覧になりたい方へ」という項目の下から、データの検索・ダウンロードで都道府県や種類(宅地やマンションなど)、時期を選択してデータを閲覧できます。

不動産情報ライブラリで得られる情報は以下の通りです。

  • 成約した物件の市町村名
  • 最寄り駅、駅からの距離
  • 取引価格
  • 間取り
  • 築年数
  • 専有面積、坪単価
  • 建物の構造など

参考:不動産情報ライブラリ

不動産のポータルサイト

不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が物件情報を掲載しているWebサイトのことです。

1つのサイトでさまざまな物件を閲覧できます。また、多くの物件が一度に閲覧でき、条件検索や比較がしやすいのが特徴です。

近隣エリアの物件がいくらで売り出されているかを調べられるため、相場がわかりやすいのも利点です。

ここでは代表的なポータルサイトとして、SUUMOをご紹介します。

SUUMOはリクルートが運営する不動産ポータルサイトです。掲載物件数が他のポータルサイトに比べ圧倒的に多いのが特徴です。情報量が多いため、より正確に相場を知ることができるでしょう。

また、無料査定もできるため、マンションの売り出し価格を決める際に参考にできます。

参考:【SUUMO】不動産売買・住宅購入・賃貸情報ならリクルートの不動産ポータルサイト

マンションの売却相場に影響を与える要素

マンションの売却価格に影響を与える要素について解説します。

価格が上がりやすい要素、下がりやすい要素をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

売却相場が上がりやすい要素

マンションの売却相場が上がりやすい要素として、築年数が浅かったり、人気のエリアに建っていたり、駅からの距離が近かったりなどが挙げられます。

魅力が多いマンションほど売却相場は上がりやすいといえるでしょう。

築年数が新しい

築年数が新しいマンションは綺麗なだけでなく新築に近い状態のため、高値での売却が期待できます。

築20年を超えたあたりから売却価格は一気に下落する傾向にあります。そのため将来的に売却を考えているのであれば、できるだけ築年数が浅いうちに売却すると良いでしょう。

人気エリアにある

利便性が高い人気のエリアは、買い手側にとって重要なポイントです。立地の条件が良い場合は築年数に左右されず、マンションの需要が高いため売却相場も上がりやすいです。

駅からの距離

マンションの所在地が駅から近い距離にある場合、高く売却できる可能性があります。特に、駅から徒歩5分以内のマンションは需要が高く、資産価値が下がりにくいのです。

高層階にある

一般的に階数が高いほどマンションの売却相場は高くなる傾向にあります。1つ階が上がるごとに、0.5〜2.5%ほど上昇するとされています。高層階は日当たりが良く、眺望も良いため売れやすいでしょう。

また、通気性の良さや騒音問題が少ないことも売却相場が落ちにくいポイントです。

売却相場が下がりやすい要素

次に、売却相場が下がりやすい要素について解説します。

築年数が30年以上経過していたり、設備や共用部分が劣化していたり、エレベーターがないといったマンションは売却相場が下がりやすい傾向です。

それぞれ詳しく解説していきます。

築30年以上が経過している

震度6強〜7程度の揺れでも建物が倒壊しないように設計された、新耐震基準は1981年(昭和56年)に制定されました。

1981年以前に建てられている旧耐震基準のマンションは、新耐震基準のマンションと比べると耐震性などの問題で価格が下がりやすく、成約までに時間がかかる可能性があります。

設備や共用部分が劣化している

設備や共用部分の劣化が目立つと買い手が付きにくいため、売却相場が下がる傾向にあります。

また、物件の状態によっては買主に減額の交渉される可能性もあるでしょう。マンション内に劣化している部分がある場合は、大規模修繕後の売却活動がおすすめです。

なぜなら、修繕前の売却はマンションのきれいさをアピールできず、売れ残る可能性があるからです。

エレベーターが設置されていない

エレベーターがないマンションは、エレベーターがない点に加えて、築古だと判断される可能性があります。

そのような場合、価格は下がりやすく買い手を見つけるのも難しいでしょう。ただし、物件価格や管理費が比較的安価になるので、価格重視で中古マンションの購入を検討している方がいれば売却自体は可能です。

築年数が経ったマンションを売却予定の方は、マンション売却実績が豊富な不動産会社を探すとよいでしょう。